花屋の私がおすすめする「開店祝いのスタンド花」

開店祝いにつきものなのが「スタンド花」です。開店したお店の入り口付近に、生花を生けこんだ白いスタンドが並んでいる光景を見ることがあると思います。たいてい2段に花が盛られ、「祝開店」と書かれた立て札がつけられます。あれがスタンド花です。

私は花屋をやっていますので、スタンド花のご注文もよく受けます。スタンド花のご注文は、ほかの花束などとちがって、どんな花をどのように使うかは「おまかせ」というお客様がほとんどです。

それは花屋にとってはありがたいご注文なのですが、お客様にとっては必ずしも良いこととは思いません。「おまかせ」となると、花屋は自分の都合の良い花を使いがち。もちろんプロですから、できるだけ長もちする花を使って、見栄えがよいスタンド花を作る努力はします。

けれどどこかに「おまかせだから」という意識が働くのも事実。「この花も使おう、これも入れよう」と自由に作った結果、色が多すぎてごちゃごちゃした印象になり、かえって見栄えが良くなくなるということも、少なくありません。

ですから私がおすすめしたいのは、細かい花材の指定まではしないまでも、注文するときにある程度の指定をすることです。
たとえば、「ピンクの花をメインにして、明るい感じで」とか、「できれば男性的な強いイメージで」とか、「紅白の花を使って」などいう指定をしたほうが、実は花屋も助かります。そのほうが作りやすいからです。

特に、紅白の花をメインにして、あとはグリーンをあしらっただけのスタンド花は、私の経験上、すっきりしていておめでたく、見栄えも良いように感じます。